気管切開って辛い治療・・・。痰は吹き出るし、違和感や痛みも強いし・・・。感染もしやすい、食事も食べれない・・・。

気管切開って辛い治療・・・。痰は吹き出るし、違和感や痛みも強いし・・・。感染もしやすい、食事も食べれない・・・。

看護師の仕事をしていると、辛い治療を受けている患者さんや、治療の結果、
痛い思いや苦しい思いをしている患者さんを、毎日見る事になります。
そのような患者さんを見ていると、とても辛い気持ちになるのと同時に、自分の意思で生きる事ができない、
という状態が何だか切なくなってしまいます。

私が働いている老健には、気管切開した方がショートステイをしています。

その方はまだ40代という若さなんです。
でも、全身の麻痺があるので寝たきりの状態で、声を出す事はできません。
意識ははっきりしているので、パソコンの文字を選んで意思の疎通を図っているといった状態です。
目の動きを見て、訴えたい事を理解する事もあります。

この患者さんは、自分で寝返りを打つ事ができませんから、定期的に体位交換をして褥瘡を予防する必要があります。
自分の力で便をする事もできないので、定期的に浣腸をして、排便を促しています。
食事も自分で摂る事ができませんから、胃瘻による経管栄養をしています。
それに、気管切開をしている為に、頻繁に痰の吸引をしなくてはいけません。
痰の吸引を行わないと、気管が閉鎖されてしまうので、とても苦しい状態になってしまうんです。
意識がはっきりしている分、一日に何回も行われる痰の吸引は、とても辛いと思います。
でも、痰の吸引をしなければ、もっと苦しい思いをする事になるので、頑張って耐えているんだと思います。

医療が進歩した現代だから、このような状態でも生きている事ができますが、患者さん本人にとっては、
苦痛や不安の毎日だと思います。
現在はリハビリをしながら頑張っていますが、パソコンを通じて、何の為に生きているのか分からない、
と訴えられた時には、とても切ない気持ちになってしまい、言葉が出ませんでした。

2015年9月18日|